日の出珈琲 - HINODE COFFEE - 日の出コーヒー は、現在準備中です。

2018/12/10 15:10

嗜好品からサプリメントへ姿を変えるコーヒー



香りに癒され、味わいを愉しむコーヒーに健康やダイエットにも効果があるのをご存知でしたか?

世界各国であらゆる角度から研究され、コーヒーに様々な効能があることがわかってきました。


~この記事に書いていること~
 ・コーヒーに含まれる成分
 ・健康面へのコーヒーの効能
 ・コーヒーによるダイエット効果
 ・その他の効能
 ・コーヒー摂取の目安
 ・まとめ

1.コーヒーに含まれる成分


 焙煎豆の成分構成は以下の通り。

 ・全多糖類24.0~39.0%
 ・脂質14.5%~20.0%
 ・タンパク質13.0~15.0%
 ・腐食酸16.0~17.0%
 ・クロロゲン酸1.2~1.3%
 ・脂肪族酸1.0~1.5%
 ・カフェイン1.0%
 ・トリゴネン0.5~1.0%
 ・無機成分3.5~4.5%
 ・少糖類0~3.5%
「コーヒー焙煎の科学と技術」(中林敏郎他共著)より抜粋


2.健康面へのコーヒーの効能

 コーヒーに含まれるポリフェノールの一種、クロロゲン酸やトリゴネンの健康面への幅広い効能が相次いで発表されています。その代表的なものを紹介しますね♪


・生活習慣病の予防効果
クロロゲン酸による血糖値上昇の抑制作用が研究により認められており、糖尿病の発症リスクが低くなる傾向があると報告されています。また、国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部の調査により、肺がんや肝臓がんの発症リスクが最大で50%低減されるという研究成果も発表されています。
東京農工大学の研究グループは試験管内の実験でガン細胞の転移を抑制する働きがあることを発見しました。さらに、防衛医科大学の研究により動脈硬化の予防にも効果があることがわかっています。これはクロロゲン酸を摂取すると善玉コレステロール(HDL)が体内で増加し、動脈硬化の原因である悪玉コレステロール(LDL)を減らす事ができるのです。これらの効能はコーヒーに含まれるクロロゲン酸や抗酸化作用を持つ成分の影響によるものと考えられています。
 
・アルツハイマー病やパーキンソン病の予防効果
山形県立米沢栄養大の研究では、コーヒーの生豆などに含まれるクロロゲン酸に、高齢者の認知機能を改善する効果があることを実証したと明らかにしました。認知機能低下の自覚症状がある被検者を対象に実験を実施したところ、最大で20%の認知機能改善が見られました。特に前頭部の脳がつかさどる注意機能などの改善が顕著だったとの事です。これからの超高齢化社会を迎える日本をはじめとする各国には明るい成果ですね。今後のアルツハイマー予防策が広がる事を期待しましょう。

・脳を健康に保つための効果(トリゴネンの効能)
トリゴネンは、脳にある神経細胞を活性化させて情報伝達をスムーズにするような働きかけを行うため、ストレスが無い健康な脳機能を維持することができます。  

3.コーヒーによるダイエット効果/美容効果



・ダイエット効果
クロロゲン酸を摂取すると、肝臓での脂質の代謝が活発になり、脂質の燃焼によるエネルギー消費が増加し、脂肪が燃えやすい体を作ることができます。さらに糖分の吸収を遅らせる効果などもあり、ダイエットに欠かす事ができない作用を取り揃えている成分と言えますね。ただし、コーヒーを飲むだけではダイエット効果は薄いので、適度な運動と合わせることが重要ですよ!

・美肌効果、アンチエイジング効果
神戸大学の研究の報告によると、クロロゲン酸の働きによりシミの原因となるメラニン生成が約30%抑制され、美容効果を高める事がわかりました。また、クロロゲン酸が持つ抗酸化作用により、若い血管とキレイな血液を維持する事で、肌の老化予防と美容効果が期待できます。


4.その他の効果 

・うつ病の発症や自殺のリスク低減

約2千人を対象としたフィンランドの研究によると、コーヒーを全く飲まない男性に比べ、1日に6杯以上飲む男性でのうつ病のリスクは、約70%程度に下がったという結果が出ています。また、約5万人を対象とした米国のNurses Health Studyの研究では,コーヒーを週に0~1杯飲む女性に比べ、1日に2杯以上飲む女性のうつ病のリスクは、約10%~20%に低下していたという結果も出ています。

コーヒーと自殺の関係については、約8万6千人を対象としたアメリカのNurses Health Studyの10年間の追跡調査では、コーヒーを全く飲まない女性に比べ、1日に2杯以上飲む女性での自殺の相対リスクは、約60%~70%に低下したという報告があります。

以上のことから、自殺やうつ病に対して一定の効果の可能性があると考えられます。これはコーヒーに含まれるカフェインの覚醒作用による適度な緊張感やコーヒーの香りがもたらすリラックス効果などによるものと考えられています。

5.コーヒー摂取の目安


 

1日あたり2杯~4杯を飲むと効果的だと言われています。

ただ、多く摂取すれば良いというわけではなく、それ以上飲むと体に悪影響を及ぼす恐れがありますのでご注意を。何事もほどほどが良いんですね。
  
なぜ多くのコーヒーを飲むと体に悪いのか?その大きな要因はカフェインにあります。カフェインの過剰摂取は副作用(頭痛や不眠など)があるためです。そこでおススメするのがカフェインレスコーヒーなんです!カフェインの過剰摂取を気にすることなく安心して飲めますよ♪


6.まとめ
最後までお読み頂きましてありがとうございました。

いかがでしたか?
クロロゲン酸やトリゴネンの身体や精神面への効能は素晴らしいものがありますね!
 
今も世界各国のさまざまな機関や企業で研究が進められており、これからももっとたくさんの効能や効果が出てくる事を期待したいですね♫